乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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もう! もうてっきり、小路さんの本は読みつくしたと思ってたんですが、何故かこれだけ落としていたと文庫を買ってから気付くていたらく。気付いてよかったわ。

高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫 し 80-2)高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫 し 80-2)
(2008/02/15)
小路 幸也

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港に霧が出た夜には「赤眼の魔犬」が現れ、次の日には必ず人が死ぬ・・・。高くて広い空に囲まれた町で暮らす少年・ギーガン。また見つけてしまった10人目の死体・・・。  (裏表紙より)

裏表紙の説明文に、「優しいミステリー」と書いてあるのだけど、多分、これはミステリーではない。というか小路さんの本で、私が「これはミステリーだなあ」と思える作品は何冊かしかない。なぜなら、解くべき「謎」が存在しないから。
いや、どうしてギーガンが死体を発見するのか、とか、「赤目の魔犬」とは何ぞや、とか、もっというなら何でこんなにこの町では人が不審死するのか、とか、謎と呼べるものは色々ある。ただ、小路さんはその謎を解くための話としてこれを描いてはいない。
前半は、「左目が義眼で、父親が自殺して、感情表現が出来ない」少年のギーガンと、彼を取り巻く少年少女たちの物語。青春群像的。
後半は、前述の「謎」の解決編に当たるのだろうけど、これが微妙に解決してない。「こういうことだったんだよ」とは書かれているのだけど、全部にわかりやすい回答があるわけではないというか。(だからミステリとはちょっと違う、と思う)

ただし。
この話は、それでもいいのです。
それがいいのです。
この話の肝は、一連の事件を通して少年たちが成長するところと、それでも友情は揺らがないところ、かな。
世界というのは広大で、すべての謎がわかりやすく解けるわけではない。
それでも、「ここ」って根がある人は、幸せになれるだろう、と、そんな夢のような事を考えてみたり。

解りにくいですが、そんな本です。

(80点。児童書として再発行されても、ニーズありそうな気もする)
 
 
 
ここから追記。

多分、この本を読んだだけじゃ「解すもの」って何かわからないだろうと思う。「空を見上げる古い歌を口ずさむ」の方で詳しく説明されているので、興味のある方はそちらを。
「高く遠く~」の方がシリーズ第二弾ということになってはいるけれど、ネタバレがあるわけでもないし、逆に読んでも差し支えないと思います。



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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

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