乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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最近、東京創元社、この手の「他のレーベルで出たけど本格の読者と違う層がターゲットのレーベルだったからそのまま消えてしまった」(主にライトノベルっぽい)本格の復刊、結構やってますね。

ルピナス探偵団の当惑 (創元推理文庫 M つ 4-1)ルピナス探偵団の当惑 (創元推理文庫 M つ 4-1)
(2007/06)
津原 泰水

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私立ルピナス学園高等部に通う吾魚彩子は、あるときうっかり密室の謎を解いたばかりに、刑事の姉から殺人事件の推理を強要される。なぜ殺人者は犯行後冷えたピザを食べたのか? その後も飄々たる博識の少年・祀島らと、青薔薇のある雪の館の密室殺人、死んだ大女優の右手消失事件に遭遇する。不合理な謎が論理的解明を経て、鮮烈な幕切れをもたらす本格ミステリ3編を収録。 (東京創元社書籍案内より)

この短編集の読みどころは「どうやって」ではない。「何故」の方。

何故、犯人は冷めきったピザを食べたのか。
何故、被害者の横にあるダイイングメッセージには振り仮名がふってあったのか。
何故、死亡した女優の右手は、持ち去られなければならなかったのか。

そして、探偵役も「皆を集めてさてといい」タイプではない。なんとなく、考えてたら、パズルが完成するように真相が見えてしまった・・・というタイプ。

これが、面白い。

主人公亜魚の、論理的にはこう考えるのが一番合理的・・・だけど証拠らしい証拠はない、という推理。それを補完する、祀島の推理。このバランスが、ちょうどいい。
そして、極悪非道の犯人が出てこないあたりも私の好み。謎解きの場面が追い詰める形にならないところもいい。

私が一番好きなのは「大女優の右手」。
やはり他の二作とは時間を経て書かれた分、完成度が高いのはもちろんとして、犯人の動機が切なくていい。

(80点。「大女優~だけなら85点)





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