乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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実は結構探してました。瀬尾まいこさんの本って、児童室の棚にあったり一般の棚にあったり、一般閲覧室の「ヤングアダルトコーナー」にあったりして、あるはずなのに見つからないことがたまに・・・。

図書館の神様図書館の神様
(2003/12/18)
瀬尾 まいこ

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思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。 「BOOK」データベースより

この「私」。ずーっとバレー部で、清く正しくまっすぐに、不正や不正直なことはせず、高校3年まで生きてきたのだけど、引退直前で事件がおきて、そのままバレーをやめてしまって。ところがそれまで一本気だったものだから、バレーに変わって打ち込めるものが見つけられず、「教師になれば部活の監督やコーチにとして別な形でバレーに関われるかも!」などという本末転倒な理由で教師になってしまった馬鹿女。(と、言わせてくれ・・・)
冒頭から、結構嫌な感じでした。自分の価値観しか認められない。勝負は勝たなきゃ意味がない。部活は強くなるためにやる。スポーツの魅力を一度知ったら、そこから離れられないに違いない。
・・・何馬鹿なこと言ってんの?

ところが、この私と相対する、たった一人の文芸部員、垣内くんがとてもとても、いい感じなのです。
とにかく文学が大好きだから文芸部に入った。毎日新しい言葉と出会うのはとても楽しい。他人の理解は得られなくても、どうでもいい。
この飄々とした感じが、ストーリーを支えています。

完全にいやいや教師をやっていた私も、垣内くんの影響で若干ながら本を読むようになり、文章で表現することの楽しさを知り、だんだん教師らしくなってきます。
同時に、学校の外、恋人や兄弟との関係も彼女を変えていきます。

本の帯には、「再生の物語」と書いてあるけれど(それは流行かもしれないけれど)、そういう話ではなくて、「自分の中の正しさが世間中全部の正しさと一致するとは限らない」という当たり前の事を、一年かけて受け入れる話です。
主人公の「私」が、最初あまりに子供でいらいらするのだけど、その分ラストの成長を感じます。絶妙。

(72点)



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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

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