TOP西尾維新 「クビキリサイクル」 西尾維新


「クビキリサイクル」 西尾維新
実を言うとず〜〜〜〜っと前から買おうかどうしようか迷ってた本なのですが、ようやく文庫になったので買ってしまいました。これから二ヶ月に一度出るそうで、大変楽しみにしています。

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫 に 32-1 西尾維新文庫)クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫 に 32-1 西尾維新文庫)
(2008/04/15)
西尾 維新

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絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする! 工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか? 新青春エンタの傑作、ここに誕生! (「BOOK」データベースより)

レビューらしいレビューはあちこちでたっぷり書かれているので、私の感想を書きます。(いつもの事な気もするが)

西尾維新の書く登場人物って、「つるつるしてる」感じがする。新感覚ミステリという冠にも納得。これは確かに・・・この世代独特の世界、だと思う。(入間人間とかは世界として同じにおいがする)
ちなみに森博嗣の書く人物は「硬い」感じ。触感としてメタルっぽい。西尾維新はスケルトンプラスチック、な感じ。・・・わかりにくい例えで申し訳ない。

ミステリとしてはかなりオーソドックスなつくりのようでいて、わずかにはみ出ているところがある。確かにある。キャラクターの設定とか、そういうヒトコトでいえる部分じゃなくて、(もちろんラストのどんでんがどう、という話じゃなくて)何か、独特なもの。私は結構好き。受け入れられない人もいると思う。

(85点。評判どおり)

ここから追記。

登場人物たちの過去に起こった出来事、「何かあったらしい」ことはほのめかされているのに、それ以上の言及はされず、ただ「あったこと」として丸呑みしていく(あるいは色々妄想する)世界。

たとえば。
ゲームのキャラクターで、「女剣士」というのが出てくるとして、
そのゲーム中では一切過去について触れられていないのに、「設定資料」としては過去の部分が決まっていて、
ある程度以上のファンにとっては「彼女は過去に父親と対決して、負けてしまった父親はそのまま出奔してしまったんだ」というのが当たり前のことになっている。

・・・文化として、近い気がするんだよね。(そんなに深く考察しているわけではないけれど)
まだ、一読者に明かされてないだけで作者は持っている「設定集」。
それはシリーズ中にある程度説明されても、説明されなくても構わない。
ちょっと昔の作品だと語らなければ片手落ち的な雰囲気があったんだけど、今はあまりない。
10年くらい前におこった「セカイ系」のアニメの空気と似ている、気がする。

・・・上手く言葉に出来ませんが。

カテゴリ:西尾維新
テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌
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