乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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翻訳ものは苦手です。多分、小さいころ読んだ翻訳ものが文語調で読みにくかったからです。なんて単純な私の脳・・・。

鉄の枷 (創元推理文庫)鉄の枷 (創元推理文庫)
(2002/12)
ミネット ウォルターズ

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資産家の老婦人は血で濁った浴槽の中で死んでいた。睡眠薬を服用した上で手首を切るというのは、よくある自殺の手段である。だが、現場の異様な光景がその解釈に疑問を投げかけていた。野菊や刺草で飾られた禍々しい中世の拘束具が、死者の頭に被せられていたのだ。これは何を意味するのか? CWAゴールドダガー賞受賞作。(出版社/著者からの内容紹介)

よく書いた! と思わせるような書きっぷりです。
古びた広い屋敷と毒舌な老婦人という取り合わせだけでも雰囲気があるのだけど、冒頭のページで彼女は死体で発見されます。これは自殺か、殺人か、という最初の判断では、自殺に傾きそうだったのだけど、遺言が発見され、親戚でもなんでもない担当医の女性に遺産のほとんどが行くことが判明した時点で、「これは殺人に違いない」という噂が町中を駆け回ります。第一の容疑者はもちろんこの担当医。彼女は自分にかけられた容疑を晴らそうとしますが・・・。
全体に、トリッキーな部分は少ないです。謎解きが主体じゃない感じ。じゃあ何が主かというと、三代続いてしまった虐待の連鎖、かな。どうしようもなく歪んでしまった家族の関係。その連鎖は断ち切れるのか。それとも老婦人の子供たちも、家族に愛を抱けないまま生きていくのか・・・。

全体に明るいとはいいがたい話だし、何よりちょっと長い。万人受けする話ではないです。
それでも大変面白く読みました。時々、こういう骨太の作品にめぐり合えると、嬉しくなる。

(79点)



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