乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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今! 今の今まで、「たけだ」ティエンさんだと信じてました。「しきた」さんでした。ああ、恥ずかしい~~。

宝島社文庫「沈むさかな」 (宝島社文庫)沈むさかな (宝島社文庫)
(2004/06/15)
式田 ティエン

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父の急死の真相を探るため、主人公・カズは海辺のクラブに潜り込む。ダイバーの変死、製薬会社の暗躍、中絶斡旋の噂、ヒト再生研究など次々に沸き起こる疑惑。そしてさらに大きな組織が動き出す。湘南を舞台にダイビングの魅力と謎解きが奇跡的に融合したサスペンスミステリーの傑作。 (「BOOK」データベースより)

あらすじ紹介されてるのを見るとどこでもこんな文章になるんだけど、(まあ、大筋あってるんだけど)、この本のポイントはそこじゃない。

わたしがあらすじを書くとしたらこんな感じ。
子供の頃から水泳をやっていた主人公・カズ。父親は疑惑の渦中から逃れた直後、何も語らずに死亡した。好奇の目にさらされるのが辛くなり、誰も知らない街でバイト生活をはじめた。旧友に出会い、スクーバダイビングを薦められ、海の魅力にだんだん取り付かれていく。その一方で父親の死に関わる事件がその浜でおきている事に気付き、調査を開始するが・・・。


この、海がいいんです。
汚れてたり荒れてたり、完璧な海ではないけれど、この本読んでたら泳いでみたくなる。
新保裕一の「ホワイトアウト」が巨大な雪の牢獄の、重量と温度と迫力に満ちた作品だったように、この本には海が満ちている。
途中で何度も出てくる、「水槽の中の生き方」のたとえ話も絶妙。

二人称の語り掛け口調もいい。
青春小説仕立てのミステリ。デビュー作らしいたどたどしさのみられない、快作です。

(80点)



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