乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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小学生~中学生くらいの子を書いた話を読むと、「ええ! 今の子ってこんなに大変なの!」って思うことがしょっちゅうあるんですが、この話の「大変さ」はすんなり入ってきました。波長が合うのか、年代か。

春のオルガン (Books For Children)春のオルガン (Books For Children)
(1995/02)
湯本 香樹実

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小学校を卒業した春休み、「私」のただ一人の仲間は9歳の弟だった。隣の家との争いのせいでぎくしゃくする家を離れて、姉弟は外の世界をさまよい始める。広い空の下の河原、不思議なおばさんとの出会い、そしてもう家には帰らず壊れたバスの中で暮らそう、と二人が決めた日の夜に…? 12歳の気持ちを鮮やかに描きだし、忘れがたい印象を残す物語。
   (出版社/著者からの内容紹介)

つくづく、子供が安らげる場所というのは「家庭」なんだと思う。
隣との揉め事でギクシャクしている家、そんな家に帰ってこない父親、よく理解できない行動をとる祖父。怪物になってしまう夢を繰り返し見、原因のわからない頭痛に悩まされている「私」ことトモミ。
「そりゃ~ストレスだよ」と、部外者としてはいえるけれど、この話の中にはそのストレスを司会してくれる人はいない。

親にも誰にも言えず、弟のテツと一緒に「居場所」を探す主人公の様子は、切なくて苦しい。

そして実は、この2人の様子を一歩はなれたところから見守る「おじいちゃん」、これがツボった。
何もかも知ってるのかもしれない、でも口を出さずに見守っているおじいちゃん。あたたかくて優しい。

いろいろな出会いを通して、小さな成長を描く佳作。
生きることと死ぬことについて考える主人公たちの真摯な様子が、胸を打ちます。

(80点)



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きのう小学校を卒業した。今日から春休み。でもなんだか私の頭はもやもや。隣の家との争いが原因で、家のなかもぎくしゃく。ひょろひょろ頼...
2010/10/26(火) 12:04:41 | 粋な提案
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