乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ
私が読んだのは単行本。アマゾンで検索書けたら割と最近文庫版が出てるのね。こういうこと結構あるなあ・・・。単に、図書館で貸し出し中じゃなくなるのってそういうタイミングなのかもしれないな。

盗作 上 (1) (講談社文庫 い 103-11)盗作 上 (講談社文庫 い 103-11)
(2008/04/15)
飯田 譲治梓 河人

商品詳細を見る

ある日突然「創作の衝動」が訪れた彩子。突き動かされるように描いた一枚の絵、それは周りの人たちの心を大きく揺さぶったが、非公開のある作品と類似していることが後にわかり・・・。

「オリジナル作品」というのは何か、という問いをぶつけてくる作品です。
意識して真似したのではなく、結果として似てしまったものも、「盗作」と呼ぶのか。意識の問題が証明されないだろうから、本当に「盗んだ」のか「似てしまった」のかの証明は不可能。
そして「人の作品を盗んだ」と呼ばれて人生を狂わせてしまった彩子が、ふたたび訪れる創作の嵐に人生を翻弄される様がかかれています。
「何故」そのような類似が起こったのか」については、「ナイト・ヘッド」を書いたお二人らしいスピリチュアルな回答が出ています。

個人的には「アナン」が、外から見た視点で書かれているのが嬉しい。
創作の神に愛され、受け取るイメージが「絵」という一ジャンルでぶれない、「成功した」創作家。彩子との対照もさることながら、「それでも作り続けなきゃ」という彼の目には何が見えていたのか・・・。想像すると楽しい。

そして、実は「やられたなあ」と思ったのが、「本というのは読む側にも才能がいる」という一文。『才能がある人はどんな作品でも読みこなすが、ない人はうまく意図を受け取れない』といった意味のことが書かれてるんだけどね、これ、結構痛いとこ突かれた。そして、こういう文章をかけてしまう「小説創作家」の作者に感服。諸刃の剣です、自分で書いたことに追い詰められる覚悟がないとこれは書けないと思う。

(大満足の86点)



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ

テーマ:感想 - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://sensa.blog121.fc2.com/tb.php/768-d83270d4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。