乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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角田氏の書く話を読んで「上手い」と思うのはいつものことだけど、「怖い」と思ったのは初めてかもしれない。

三面記事小説三面記事小説
(2007/09)
角田 光代

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バリケードのような家に住む姉夫婦、妻殺害をネットで依頼した愛人の心の軌跡…。誰もが滑り落ちるかもしれない記事の向こうの世界。現実がうみおとした6つの日常のまぼろしを、鮮やかに描いた小説集。 (「MARC」データベースより)

実際にあった事件、新聞に載った短い三面記事から、想像をうーんと広げて一つのストーリーにしました、といった体裁。実際の事件はおそらく、もっと単純で衝動的な、ありがちな事件なのだろう。ワイドショーなんかで見た覚えがあるものもある。
しかし、この本の中の作品は、実に巧妙に「歪んで」いる。
読んでいて、「こんなのありえないって」と思う前に、「こういう人・・・いるかもしれない」と思う。それが怖い。新聞記事が各話の扉に入っているから、「この話はこういう終わり方をする」というのは事前にわかっている。なのに、この後主人公がどう考えるのか、何をするのか、引き込まれるように怖い。

ラストの「光の川」。ニュースで見たときも哀しい事件だと思ったけど、こうして物語になってみるとなおさら哀しい。この国はどこに向かっているのか。

(83点)



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三面記事小説 # 出版社: 文芸春秋 (2007/09) # ISBN-10: 4163263403 評価:86点 三面記事に載っている、小さな事件。 26年前に殺害した死体が家の床下からでてきたり、不倫相手の妻の殺害をインターネットで知り合った男に依頼してみたり、38歳の女性が16歳の
2008/10/21(火) 00:43:01 | デコ親父はいつも減量中
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