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「25時のイブたち」 明野照葉
図書館に行くたび、この方の本が目立つようにおいてあるので、いつか読んでやろうと思ってました。
25時のイヴたち25時のイヴたち
(2006/03)
明野 照葉

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誰にもさらせない弱味を抱えて、隠しサイトで出逢ったふたり。現実から“はぐれていた”女同士が、見知らぬままに本音をぶつけあう。不感症、味覚障害、ストレスの果て、虚勢を張り続けることに倦み疲れ、共振しあった女たちがいきつく黒い罠。悪意に染まる歓び。インターネット社会の闇をえぐる驚愕の書き下ろしサスペンス長編。 (「BOOK」データベースより)

主人公は2人。
夫にも子供にも恵まれて、何不自由ない生活をしている様に見える主婦の真梨絵。
友人たちと立ち上げた会社がようやく軌道に乗り、充実した仕事をしているかのように見える理沙。
実は2人ともひとつの感覚を失っていて、悩みを抱えていた。その2人が、隠しSNSで出会い、意気投合し、お互いの悪意を増幅しあって、周りへこっそり「ちょっとしたいたずら」をはかり、鬱憤を晴らそうとする。

実に女のいやなところを増幅させている話。
この2人にはそれぞれ「嫌がらせをして鬱憤を晴らす」素養はあったかも知れないけれど、出会わなければ行動に移そうとまではしなかったはず。集団心理(2人だけど)のいやらしさ満開。そして、最初は意気投合してるくせに、だんだん相手を出し抜く事を考え出すあたり、実に嫌〜な気持ちがする。
この女たちが何を失敗して罠に落ちるのか、破綻の場面を楽しみに読んだのだけど、その部分はちょっと肩透かし。パタパタパタッと進みすぎた感じがします。

このねちっこい嫌さ、好きな人にはたまらないんだろうなあ。
(70点。ちょっと食傷気味)

カテゴリ:あ行・その他
テーマ:感想 - ジャンル:本・雑誌
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