乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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昨日の続編です。大変期待して読みました。

そして、警官は奔る (講談社文庫 た 101-3)そして、警官は奔る (講談社文庫 た 101-3)
(2008/08/12)
日明 恩

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前回の事件の責任をとる形であちこち移動させられ、経験をつんだ武本。「隣家から子供の助けを求める声がする」という訴えに応じて、操作に赴く。そこで出会った人身売買、不法滞在、不法滞在者の子の国籍問題。国家公務員上級試験に受かった潮崎も、武本に協力して独自に調査を開始するが・・・。

主人公の武本が、前作にもまして不器用で朴訥なキャラクターになってる。もうね、この人はこれ以上くだけたり器用になったりしないで、このまま純粋なままでいってほしい。
前作が組織と組織、その中で浮いてしまう人たちの話だったとすると、今回は国家と法の隙間、無視されているけれど実際に存在している人たちの話、です。

柴田よしきのフォー・ディア・ライフシリーズなんかにも通じるところのある、国家というのは子供たちに優しくない、という話です。日中働いてる両親を持っている子供ですら、保育先がなかったりしてる中、夜間働いてる親ならさらに状況は厳しく、しかも日本国籍がないのなら・・・なにをかいわんや、といった感じ。
しかし、実際にそこに生きている子供がいて、無視できるのか。
その子たちを助けるのは法律違反になることはわかっている、しかし、無視できるのか。
解説の方も書かれてますが、人としての情の話です。

ミステリ的には満点は上げられない! 先読みできてしまう部分が多すぎる。この女性の過去は多分こうだろうなあ、と思ったら本当にそうだったりして。
しかし今回もやっぱりキャラクター小説なので、そこは必要十分程度でいいのです。

脇を固める、「温情」の刑事と「冷血」の刑事。行動はまるで反対なのに、それだけではない感じ。この二人が実にいい対照で、大変面白く読みました。警察という機関のありようについても、考えさせられます。

私はこういう話、大好きです。ミステリ読みとしては多分、甘いところがあるんだと思います。それでもいいのだ!

(84点)



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