乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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まず最初に。この本は絶対絶対「ぼんくら」を読んでから読んでください。続編で、一部「ぼんくら」の真相に触れています。

日暮らし 上日暮らし 上
(2004/12/22)
宮部 みゆき

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昼行灯な同心・井筒平四郎とその甥っ子の弓之助が懇意にしている岡っ引きの政五郎親分。彼の家の子の「おでこ」が、最近調子がおかしいらしい。お役目がてら原因を探りに行った平四郎だったが、そこに殺人事件が舞い込んで・・・。

上巻のほぼ半分が、前作「ぼんくら」と同じように市井の人々と事件を描いた連作短編で、主要登場人物の人となりとか、つながりとかが飲み込めるようになってます。この部分だけでも面白いのですが、いざ本編、となってからがまた、いい。
いろんな人の人生をかき回した「湊屋の葵」が殺され、第一発見者の佐吉が容疑者に。平四郎と弓之助は彼の容疑を晴らすべく、真犯人を探そうとするところから本編が始まって、それまでの短編で書かれてた人間関係を縒り合わせながら話が進んでいきます。
サイドストーリー的に書かれる、煮売り屋からお菜屋になったお徳の話や、葵に女中として使えていたお六の話なんかも、じわじわと利いてきます。
そしてやっぱり宮部みゆきのすごいところは、ただ「人を殺めた悪人」として書くのではなく、悪人は裁かれて死んでいい、として書くのではなく、生きていくための解決を探るところ。

これにて「湊屋」をめぐる葵の代からの因縁話に片がついたような感じです。
が、この平四郎と弓之助、おでこやお徳の話、もう少し読みたい気がします。

(88点)



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コメント
この記事へのコメント
↓の「ぼんくら」もこっちの「日暮し」もいいよね。
この人の人物のかき分けって言うか、脇だけど存在感あって忘れられなくなるって言うか・・・
「霊験お七」も登場人物がよかったからまだ続きが読みたいし、「あかんべえ」もよかったし。
続編を待つ!って作品が多いなぁ。
2008/09/19(金) 20:13:23 | URL | kazmam [ 編集]
そうそう、さらっと書いてるのに印象的な脇役が多いよね。
私は茂七親分といなり屋の親父の続きが読みたいなー。

茂七親分は老いてなお壮健だってことはわかってるんだけど。
2008/09/22(月) 10:13:50 | URL | 千砂 [ 編集]
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