乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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順番に逆らって読むとつまらないこともあるなあ、としみじみ実感いたしました。

聖母(マドンナ)の深き淵 (角川文庫)聖母(マドンナ)の深き淵 (角川文庫)
(1998/03)
柴田 よしき

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一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。その彼女の前に、男の体と女の心を持つ美人が現れる。彼女は失踪した親友の捜索を緑子に頼むのだった。そんな時、緑子は四年前に起きた未解決の乳児誘拐事件の話をきく。そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が…。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。互いに関連が見えない事件たち、だが、そこには恐るべき一つの真実が隠されていた…。(「BOOK」データベースより)

説明にもあるように、何が起こってるのか、人間関係がどこで交錯してるのか、よくわからないまま読み進むと、最後にすべてきっちりかみ合うタイプのミステリで、すごく良くできているのだけど、読む順番を間違えて先に「聖なる黒夜」を読んでしまったので・・・すごーく大事なはずの、この人とこの人がこうつながるのか! という驚きがなかったのです。ああ、もったいない事した。

この話を読んで、「女性」というものを強く意識した。実らない恋の為に破滅に向かって突き進む女性、子供を失って以来どこか箍が緩んでしまった女性、母であることを得て女であることを求められなくなったことに苦しむ女性。いろんな「女」が出てきて、あけすけに語られるもろもろの事情。なのに、嫌悪感を感じないのは作者の筆力か私がすれているだけか。
細かい描写に、「ああ、これは男には書けないなあ」とうならされた部分がいくつもありました。ごく初期の作品と軽視して読み逃していたことを反省しました、はい。

(80点)



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惨殺されて廃工場に捨てられた主婦。男の肉体を持つ美女。消えた乳児。覚醒剤漬けの売春婦。元刑事の私立探偵と、悪徳弁護士と、悪魔のように頭のよいヤクザ…二歳たらずの男児を育てながら、複雑な事件に取り...
2011/04/08(金) 01:30:16 | 粋な提案
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