乱読にもほどがあるッ!
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実に恩田陸らしい一編、でした。

ユージニア (角川文庫 お 48-2)ユージニア (角川文庫 お 48-2)
(2008/08/25)
恩田 陸

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あの夏、青沢家で催された米寿を祝う席で、 十七人が毒殺された。ある男の遺書によって、一応の解決をみたはずの事件。町の記憶の底に埋もれた大量殺人事件が、年月を経てさまざまな視点から再構成される。(amazon・出版社 / 著者からの内容紹介 より)

世間的には、「世界からの指令を受けてやった」という青年の遺書で解決したことになってる大量殺人事件。しかし、中心近くにいた数人は、「真犯人はこの人だ」と確信している、なのに法律では裁けない、というあいまいな事件。
周辺の人たちの証言と、過去の記録を再構築する形で事件はだんだん真相に近づいていきます。

時系列どおりに並んだ話ではなく、外側からじわじわと真実に近づいていく形なので、ちょっととっつきにくい上に難しい。
想像で補いながら、じわじわと、「あの時、何が起こったか」を考えていくのだけど、これがまたわかるようですっきりしない、迷いながら読み進むわけで。この辺が実に、恩田陸らしさが全開だなあ、と思います。
作品によっては、読者置いてきぼりになるんですが、この作品はバランスよくラストまでつれてってくれます。

そして、この作品の特徴は、「犯人を糾弾する形で終わらない」こと。
謎はすべて解けた、これで大団円、という終わり方ではありません。
すっきりしない、という方もいるでしょうが、この終わり方だからこそ、酔ったような余韻が残るわけで、私は嫌いじゃありません。

(78点)



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2009/03/24(火) 17:57:55 | 粋な提案
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