乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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読書ブログなんかやってると、どうしても「今読んだ本」が中心になっちゃって、昔読んで絶対手放せなくって年に一度くらい読み返している本について書けなかったりする。今回、「音道貴子シリーズ」を書いてみて、これが実に楽しいことに気付いた。なんたって、引越しのたびに「この本は処分できない」と思って運んでくる本なんだから、愛着があるのです。こういう記事、少し増やそうかな。

嗤う闇―女刑事音道貴子 (新潮文庫)嗤う闇―女刑事音道貴子 (新潮文庫)
(2006/10)
乃南 アサ

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隅田川東署に移動してきた貴子。ある夜、強盗傷害事件の通報を受ける。被害者の主婦は、近所でも評判の面倒見のいい女性。犯人は彼女の殺害を目的としていたのか? それとも別の何かがあったのか? 近所に聞き込みに回る貴子たちだったが・・・。(『その夜の二人』 より)

短編集の中では比較的長い話ばかりを集めた作品。4編収録。

起捜のころに比べて、事件に派手さはない。もっと身近で、近所で起こるかもしれなくて、でも起こってほしくない、そんな事件。
私は「木綿の部屋」が今回のポイントだと思って読んだ。滝沢の娘の揉め事に巻き込まれるような形で一晩付き合う貴子。家の隅々まで手作りの小物で飾り立てなくては気がすまない、滝沢の娘の直子。嫉妬とか、猜疑心とか、実に女性らしい感情的な彼女(とか書いちゃうと女性蔑視かもしれないが)と、対照的な貴子。なんだかんだ文句を言いつつ、貴子に弱みを見せる滝沢。次の作品、「風のエピタフ」につながるような作品。
(だけど、この短編だけを取ってみたらあまりいい出来ではないような気もする)

それに比べると『その夜の二人』は刑事ものとして収まりがいい、佳作。周囲から悪意をもたれそうもない主婦が狙われた原因が、実に・・・ありそう、なのです。本当は人情味あふれたいい話、のはずが、受け取る人によっては真逆になりうるという、現代らしい話。「未練」のときも感じた、人の悪意の多様さについて考えさせられる作品。私はこれも好きです。

(75点)



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