乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ
専業主婦が読むには幾分つらい本、かな。

Close to You (文春文庫)Close to You (文春文庫)
(2004/10)
柴田 よしき

商品詳細を見る

派閥闘争に負け、リストラされてしまった雄大。妻とは共稼ぎでお互いの生活に口を出さない約束をしていたはずだったが、「専業主夫になってくれ」といわれた。納得のいかない雄大。しかしその後、オヤジ狩り、放火などの災厄が二人に降りかかってきて。


まず、この夫婦の生活スタイルがゆがんでいるということに主人公が気が付かない、というのがいらいらするんですよ。
夫婦共働き。月収は妻の方が幾分多いくらい。同じだけの金額を共通の口座に入金して、生活費はそこから。お互い忙しいので食事も食べたいときに自分で用意する。お互いの私生活に口を挟まない。
これ、楽なのかもしれないけど、結婚している意味ってどれくらいあるんだろう。ただ同居しているだけと、どう違うんだろう。
なんたって主人公の雄大が失業しても、妻に向かって愚痴も言わないし、妻も慰めたりしないのです。
これじゃおかしいと気付いた妻の鮎美が、「夫婦生活ってのはもっと絡み合ってるもんじゃないの」と言っても雄大は何のことだかさっぱり解らない。
いらいらするというか、個人主義もここまできたか、というか、これって男の論理だよねえ、と思いながら読み進む。

それでこのまま進めば家庭内ミステリになったんじゃないかと思うのだけど、急転直下、中盤で突然妻の誘拐事件が発生するのです。
どうやら、犯人は、雄大に何らかの恨みを持っているらしい様子。
その恨みの正体と、団地内の人間関係が絡まって、ラストまで持っていきます。

どうにも無理があるというか、いろんなパーツがなじんでないというか、要所要所が上手いだけに残念というか、そんな感じ。もし今この作品を書いたら、力点が変わってもっと面白くなるんじゃないかな、と思います。

(72点)



ランキング参加してます。 にほんブログ村 本ブログへ 人気blogランキングへ

テーマ:感想 - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://sensa.blog121.fc2.com/tb.php/904-dcda18b7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。