乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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前から気になっていたのだけど分量が多くてなかなか読み始められなかった本。読み始めちゃえば一気なのにね。

涙 上巻   新潮文庫 の 9-15涙 上巻 新潮文庫 の 9-15
(2003/01)
乃南 アサ

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「ごめん。もう、会えない」。東京オリンピック開会式の前日、婚約者で刑事の奥田勝から、電話でそう告げられた萄子は愕然とする。まもなく、奥田の先輩刑事の娘が惨殺され、奥田が失踪していたことも判明。挙式直前の萄子はどん底に突き落とされた。いったい婚約者の失踪と事件がどう関わっているのか。間違いであって欲しい…。真実を知るため、萄子はひとりで彼の行方を追った。 (「BOOK」データベースより)

作中で引っかかったのは一点。
何故この主人公の家はこんなにお金もちなんだ?
婚約者探しにあちこち旅にでる主人公の萄子がお金に困った様子は一度もない。旅館に何泊しても、毎日タクシーに乗っても、財布の中身を心配している様子がない。この金銭感覚で警察官と結婚しようとしていたのか、と思うと、いくら本人たちが大丈夫といっても「そのうちトラブったんじゃないかな」と邪推してしまう。

しかしそれを除けばよくできた心理ドラマ。
急に婚約者に失踪されて、「納得行かない」という理由で探し続ける主人公の心情の変化もよく書かれてる、と思う。

でもこの作品の主役は「この時代」かな。
戦争が終わって、国が豊かになって、オリンピックも開かれているのに、家族を養うために身を売らなくてはならない未成年の少女がいたりする、陰のある時代。
テレビや洗濯機、電話などの小道具がしっかり書き込まれていて、こんな時代もあったのか、と思えた。
「何故奥田は逃げなくてはならなかったのか」という真相は肩透かし気味だけど、舞台が盛り上がっているので、「恋の終わり」感を盛り上げるには十分。

最近読んだ「観覧車」と比べてみるのもいいかも。

(76点)



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