乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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今日は再読本。長編に手を出す前に読みだめ(&書きだめ)中。

R.P.G. (集英社文庫)R.P.G. (集英社文庫)
(2001/08)
宮部 みゆき

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建築中の物件の中で、男性の刺殺体が発見された。彼は現実にも妻子がいるのに、ネット上でも「お父さん」を演じ、「娘」や「お母さん」と交流を持っていたらしい。その家族を見たことがある、という実の娘に面通しをさせるため、「家族」たちを取調室に呼び出した刑事たちは・・・(あらすじ)

タイトルの「RPG」は、ゲームの一分野として有名な「RPG」ではなく、「ロールプレイング(役割演技)」をして遊ぶ、という意味ですね。
ロールプレイングというのは、「お客」の役割を従業員の誰かが受け持って、「こういうクレームがきたらこう対処する」とか、「「こういうお客様にはこういう進め方をする」ということを、特に接客業などでシュミレーションとして行うものです。
以上、蛇足かとも思いましたが注釈として書いておきます。

殺された男性、所田良介は、この「役割ごっこ」を、ネット上で、それも現実の自分に極めて近い「お父さん」として、行っていた人物です。現実と違って、「物分りのいい父」、「何でも親に相談する娘」「そんな親子を暖かく見守る母」「ちょっと斜に構えた息子」を演じて、和気藹々と楽しんでいた、と。
そして殺害の原因は、その「役割ごっこ」にあるのじゃないか、という推理。

この小説を宮部みゆき作品にしているのは「お母さん」の視線だと思うのです。
お母さん、というか、「ちょっと年配の女性」としての視線。
いまどきの若い女性たちの、自分本位な激しい感情を、「若い頃はそう思ってしまいがちだけど」とちょっと離れたところから見守る視線。
その、身勝手な少女たちを、突き放して描く筆力が、宮部みゆきの魅力。

犯人あての推理小説として読むなら、物足りないかもしれません。
登場人物は、かなり初期の段階から絞られてて、彼らの中に犯人はいます。
後は会話でどうやって容疑を絞り込んでいくか。
・・・と、思いきや、ラストで仕掛けがあったりして、これだから宮部みゆきは侮れない。
(86点。大好きなのです)



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テーマ:感想 - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
うーん。乱読にもほどがあるッ!
今、どこから読ませてもらおうか、悩んでます。
作者から読むか、順に読むか。
当分、楽しめそうです。
とりあえず、今日はトップだけ。
2008/12/18(木) 01:47:09 | URL | 本読み隊 [ 編集]
ご来訪ありがとうございます。
趣味が偏ってますが、これが私の日常です。
こちらからも寄らせていただきます。どうぞよろしく。
2008/12/18(木) 11:23:30 | URL | 千砂 [ 編集]
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