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「天帝のはしたなき果実」 古野まほろ
新年最初でございます。 今年もよろしくお願いしますm(_ _)m

天帝のはしたなき果実 (講談社ノベルス)天帝のはしたなき果実 (講談社ノベルス)
(2007/01/12)
古野 まほろ

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90年代初頭の日本帝国。名門勁草館高校で連続する惨劇。子爵令嬢修野まりに託された数列の暗号を解いた奥平が斬首死体となって発見される。報復と解明を誓う古野まほろら吹奏楽部の面子のまえで更なる犠牲者が!本格と幻想とSFが奇跡のように融合した青春ミステリ。 (「BOOK」データベースより)

群像劇で、青春劇。なのにミステリ。
アンサンブルコンテストに出場するために、練習に励んでいた、主人公古野まほろを含む8人。その友人が殺され、連続殺人の様相をなしてきて、犯人あてをしたい気持ちとコンテストにかける意気込みの間で揺らぐ。

正直、枝葉を刈り込んでしまえば、シンプルでとんでもな話になってしまうのだと思う。
この話の読みどころは、よくぞここまで詰め込んだ、というギミックの数々で、ミステリをある程度読みなれている人なら、「これはあれだな」と口元が緩む場面も多いのじゃないかと。
舞台活きていて、この設定でなければ成り立たないであろう作品。特にいろんな言語入り乱れてのルビや、不自然な言葉遣いが、この作品の中においてはありえてしまう。

しかしそれがうるさいと思う人にとっては、駄作かも。

ラストの謎解きは、正直納得いかなかったのだけど、デビュー作だということを鑑みれば合格点だと思います。
というか、メフィスト賞は、こういう「普通のミステリの枠からはみ出てしまった」作品が受賞するものだと思っているので、全然不満なく楽しく読めました。

(75点)

ミステリ読んでたら、時々こういう、「なんか解らないけど迫力のある話」に出会うもんだ。

カテゴリ:は行・その他
テーマ:感想 - ジャンル:本・雑誌
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