乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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沼田まほかる氏、初読。この本と交錯して「猫鳴り」も読んでいたのですが(感想は後日)ぜんぜん、印象が異なってびっくりしました。

九月が永遠に続けば (新潮文庫)九月が永遠に続けば (新潮文庫)
(2008/01/29)
沼田 まほかる

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高校生の息子に、ごみ捨てを頼んだら、息子はそのまま帰ってこなかった・・・。翌日、主人公・佐知子の愛人で元夫の再婚相手の娘の恋人が駅で線路に落ちて死亡する。二つの事件に関連性はあるのか? 必死になって息子の行方を追う佐知子だったが・・・。(あらすじ)


しょっぱなから入り組んだ人間関係で始まって、このまま続いてしまったらどうしよう、と思わされたのだけど、幸か不幸かそれ以上登場人物は増えませんでした。

主人公・佐知子。その息子文彦。佐知子は夫の浮気が原因で15年前に離婚。離婚相手には娘の冬子がいる。佐知子は自動車教習所の教官だった犀田が冬子の恋人だと知っていて愛人関係を結ぶ。文彦に思いを寄せる同級生の女の子もいるけれど、文彦はどうやら別な相手に恋してるらしい・・・。

主人公が、たまらなく「女」で。
元夫の義理の娘の恋人、という、普通なら恋愛対象にならないような男と寝てしまうあたりの心境が、実に粘っこく、いやーな感じで、「女」なのです。

そのくせ、息子を愛する母心もしっかり持っているあたり、女心は割り切れないなあ、と思いました。この、わが子に執着する部分も、しっかり「女」。

人間関係が一見入り組んでいて、主人公の知らない裏の人間関係も徐々に明らかになってきて、誰と誰がつながっていてどんな思惑で動いているのか、だんだん明らかにされていくさじ加減がいい。
佐知子の元夫の誠実に見えるずうずうしさとか、いい人なんだけどちょっとうっとおしい近所のおっちゃんとか、これがデビュー作だとは思えないほどしっかりとした書き方。

そして。
真犯人が「これこれこういう理由で」と打ち明け話をしたとたんに、佐知子が犯人に対して浴びせる言葉が、絶妙。
ねちっこいくらい、同性として嫌悪感と共感が同時に抱けるくらい、見事に書かれている「女」の像。

ラストに向けてあっちもこっちも破綻なく収まってしまって、死んでしまった人の無念さが流されていってしまったような印象がして、そこがちょっと物足りない気もする。
ストーリー的にうまく収まっているのは、本来なら評価対象なのだけど・・・。

面白かったし、堪能した分、ちょっとした引っ掛かりが気になる感じです。欠点とまではいえないと思います。

(76点)
 
 
 
ここから追記。

たまーにこういう本の感想を書く。するとエロワードでひっかかってきたらしきスパムが爆発的に増える。

・・・何とかならんものか。
FC2はいいサービスだけど、スパムが多いのだけが難点。



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