乱読にもほどがあるッ!
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店頭で発見してびっくりしました。ええーイメージと違うーー!!

マイナークラブハウスへようこそ!―minor club house〈1〉 (ピュアフル文庫) マイナークラブハウスへようこそ!―minor club house〈1〉 (ピュアフル文庫)
(2009/01/10)
木地 雅映子

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桃李大学付属、那賀市桃李学園。文武両道の有名私立大学に付属する中高一貫校である。その高等部の一角に、部員5人未満のため非公式な存在の文化部ばかりが集い、「マイナークラブハウス」と通称される古ぼけた洋館があった―。思春期を旅する「普通じゃない」少年少女たちの一筋縄ではいかない日常を描き、面白いのに不思議とジンとくる、最先端の学園小説。(「BOOK」データベースより)


木地雅映子さんといえば、「ガレオン/オルタ」。あの、普通から拒絶された少女の、痛々しい強さの書かれた本。
が、この作品はイメージがまったく違って、かなり明るい学園ものになってます。

部員数は少ないけど、確かに弱小だけど、でも好きなんだもん! という趣味人ばかり集まったクラブ館。そこに集う少年少女たちの明るく楽しくちょっと切ない高校生活、という話。で、あらすじ的には間違っていない。
ただし。
この本を読んでいて心に残るのは、「あなた、女の友達いないでしょう」という、台詞。

何人か出てくる主人公格の少年少女たちは、一見「普通」なのだけど、その枠からはみ出がちな性格をしている。どうしても、演劇がやりたい。畑が作れるなら、休みなんてなくていい。洋服を作りたくてむずむずする。そんな、「趣味」の範囲ではあるのだけど、自分の興味を最優先してしまう彼ら。
確かに、一般的な友達は少なそう。

だけど、この作中ではそれはマイナスではない。
お互いに干渉し過ぎない、心地よい空間の中で、みんなが自分の好きなことをやる。
お互い、相手を慮る気持ちが足りなくて、トラブルになったりもするけれど、やさしい解決をする。

ライトノベルの範疇に入れていい作品で、さくさく読めるのだけど、ちょっとひりっと痛い感じがするのは作者への思い入れか。
特に、まだ詳しいところが明かされていない「ぴりか」の兄のエピソードは、きっと「痛い」話になると思う。それも込みで、次回作が読みたい。

むき出しで、生々しくて、傷口をさらけ出すような書き方じゃなくなっても、傷はまだあるんだろうな、と思わせる作品でした。
次巻以降、明らかにされていくのかもしれない。

(80点)



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コメント
この記事へのコメント
 ペンギン店長です。
 うーっ、先を越されてしまった。非常に悔しい。

 この作品、私は傑作だと思うのですが。
 正確には今後傑作になるのではという雰囲気を持った作品かな。
 木地さんらしくないと見せかけて、しっかり木地さんの作品になってます。
 今日、感想を書くかどうかはこれから考えます。
2009/02/12(木) 11:27:08 | URL | ペンギン店長 [ 編集]
> ペンギン店長さま

はい、先に書かせていただきました(笑)
というか、ペンギン店長様がきっと先に書いてるだろうと思い
探しにいったんですがなくって意外でした。

私もこれは傑作になるだろうと思います。
疎外された人の気持ちの表現が、ほかの作家さんとは一味違いますもん。
最初の巻はどうしても点数辛くつけちゃいますけど・・・。続きは大変楽しみにしてるんですよ。
2009/02/13(金) 12:22:26 | URL | 千砂 [ 編集]
つい昨日、この本を買って今読んでる途中です。
第1章しかまだ読んでないからですけど、紗鳥がお気に入りです。
5月には2巻が出るということで楽しみです。彼女の出番があればいいな(笑)

高校生の私には色んな所で共感がもてる作品です。
私は「普通」だけど、「普通」でない彼らに思わず頷いたりできて、彼らを愛おしく感じれる・・・そんな作品ですね。

個人的に紗鳥が業平にどきどきしたときの心中の言い訳が好きだったり。
ああ、わかるなぁと思いました。
2009/04/11(土) 15:30:24 | URL | ユイ [ 編集]
お返事が遅くなってしまって申し訳ありませんm(_ _)m
もう読み終わられたでしょうか

普通であることを拒否するというのはとても苦しいことだと思うので
そんな中、自分を持って生きている彼女たちに
勇気つけられる、そんな作品だと思います。

私も現役学生のころにこれを読みたかったですね。
2009/04/12(日) 23:19:12 | URL | 千砂 [ 編集]
はじめまして。つい昨日、『マイナークラブハウス~』を読みました。以前に『悦楽の園』を読んだ時になんだかわからないけど突き上げてくる感情みたいなものがあって、とっても心に残っていたのですが、雰囲気全然違うけどやっぱり同じような感情が湧いてくる作品でした。続編がすごく楽しみです。

千砂さん、ものすごくたくさん読んでらっしゃってすごい!!の一言です。またお邪魔させてください♪
2009/05/07(木) 14:08:53 | URL | お花坊 [ 編集]
>お花坊さま
コメントありがとうございました。

木地さんの作品は「普通でいられない」つらさが根底にあって・・・。
どれを読んでも苦しくなりますよね。

「ガレオン」お読みになるなら、文庫版のほうがお勧めです。
2009/05/08(金) 08:31:35 | URL | 千砂 [ 編集]
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