乱読にもほどがあるッ!
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ただいま右手負傷中です。雪かきで親指の筋痛めまして、添え木のようなものを当てられております。
…パソコン入力に差し支えなくてびっくりだ。

超短編を含む短編集 みきわめ検定超短編を含む短編集 みきわめ検定
(2008/10/21)
椰月 美智子

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結婚「まで」の男と女のある場面 「そろそろ今日あたり、キスのその先をすることになるに違いない。」結婚前の男女の、危うい気配を鋭く切りとる、今もっとも注目の作家・椰月美智子の短編集。 (amazon・内容紹介より)

今最も注目な作家ですか。そうですか。このあおり文句、毎月一人は見るんですけど、乱発しすぎてありがたみないですよね。

ちょっと長めの表題作(でも50ページ分くらい)と、短編10編。

この表題作「みきわめ検定」が、面白かった。
付き合い始めた彼氏と彼女。まだ、どんな人かよくわからなくて、距離を探りあいながら続けるデート。あ、こういう人なんだ、っていう場面をいくつか重ねて・・・ラストシーン。
この彼氏というのが、自己中心的なのだけど、たぶん、自覚はない。ひょっとしたら周囲の人も、気がつかないかもしれないくらい。映画館で(それもストーリーの山場で)飲み物を買いに席を立つ、とか。こういう人、私ならどうだろう・・・と考えちゃうほど、いかにも「いそう」な男の子。彼に対する主人公の気持ちのゆれがほほえましい。(というと、主人公はきっと嫌な顔をするであろう)

残りの短編は納得いくものもあり、理解できないと思うものあり。でも、「ありえない」と思う話はなかった。人間描写がうまい。

短編ながら「いいな」と思ったのが『と、言った。』。老人介護施設で働く青年の、とある一日、といった話。嫌悪感も共感も全部一緒くたにして繰り返されていく日常の業務。うん、なかなかこの切り口ではかけませんよ。

派手な作品はないけれど、丁寧な好印象の作品集。同時発売の「枝付き干し葡萄とワイングラス」という作品もあるそうで、すごく気になります。

(78点)



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そろそろ今日あたり、キスのその先をすることになるに違いない。 見て見ぬふりをして通り過ぎてしまうその一瞬を、 見逃さず執拗に迫り描く...
2010/10/01(金) 11:01:01 | 粋な提案
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