乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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自分でも驚くことに、山田詠美、初読です。

風味絶佳 (文春文庫)風味絶佳 (文春文庫)
(2008/05/09)
山田 詠美

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70歳の今も真っ赤なカマロを走らせるグランマは、ガスステイションで働く孫の志郎の、ままならない恋の行方を静かに見つめる。ときに甘く、ときにほろ苦い、恋と人生の妙味が詰まった小説6粒。谷崎賞受賞。(「BOOK」データベースより)


「仕事をする人」の「恋愛」がテーマの短編集。自分の体を使って何かを作り出す人の話。

職人という言葉から、もっと骨太の小説を想像していたら、ちょっと違った。
自分の中に空洞のある、誰かと触れ合っていないとさびしくなる女性たちの話が大半だった。恋愛ってうまくいってても切ないなあ。

特に気に入ったのは、「夕餉」。サラリーマンの妻の座から飛び出して、ごみ収集車の男性の元で暮らすことになった女性が、「これしかとりえがない」といって料理を作り続ける話。
「病んでいる」まで行かない、「もろいところがある」女性の書き方のさじ加減が絶品。それでいて何か欠落感がある。ちょっと寂しい。

上手い! と思いました。
もう少し、読んでみようかな。

(75点)


ここから追記。
なーんで今までこのお方の本を読まないで来たんだろうか、と考えて、昔はこの文体が駄目だったことを思い出した。手に取ったことはあったんだよね。
恋愛と性愛を描く作家さんは生々しくて、げんなりとしてしまう時代が私の中にありました。ちょうどそのころ読んで、苦手意識が残ってたんだなあ、と思います。

こういう話を面白く読める年になったのか、と実感いたしました。




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テーマ:本読みの記録 - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
こんにちは。
私もいい年になってから山田詠美に目覚めたクチです。
目覚めた当時は、強烈な目覚め感だったのですが、
最近全然ご無沙汰しています。
また読んでみたくなりました。
2009/03/13(金) 12:24:43 | URL | 時折 [ 編集]
>時折さま
コメントありがとうございます!

そうですよね、
ちょうど面白い時期ってありますよね。
若いころ読んでだめだった本も 時々試してみようかな、と思いました。
2009/03/14(土) 15:11:05 | URL | 千砂 [ 編集]
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