乱読にもほどがあるッ!
趣味? 読書です。毎日欠かさず本を読む、グータラ主婦の読書記録。
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創元推理文庫を買うと毎回のようにこの本の広告が巻末に出ていて、刷り込みのように「いつか読もう」と思っていた本。

肩胛骨は翼のなごり (創元推理文庫)肩胛骨は翼のなごり (創元推理文庫)
(2009/01/22)
デイヴィッド アーモンド

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引っ越してきたばかりの家。古びたガレージの暗い陰で、ぼくは彼をみつけた。ほこりまみれでやせおとろえ、髪や肩にはアオバエの死骸が散らばっている。アスピリンやテイクアウトの中華料理、虫の死骸を食べ、ブラウンエールを飲む。誰も知らない不可思議な存在。彼はいったい何? (「BOOK」データベースより)

児童書です。
児童書は時々理論をすっ飛ばして、割り切れない不思議な雰囲気を作り出すものがありますが、これもそんな感じ。

一気に環境が変わったことで思い悩んでいる主人公マイケルの前に現れ、奇矯な行動をする「彼」。彼と出会ってマイケルが一段成長するストーリーになってます。
ただし!
「彼」は「美しいもの」としては書かれていません。ほこりや虫の死骸にまみれ、残飯をあさって食べ、髪の毛はもつれ合って固まってる。見ようによっては許せないほど汚らしい。この描写になじめなくて、半分くらいまでは「はずれだったかなー」と思いながら読みました。

しかしそこからが傑作だったのですよ。
相変わらず汚いものとして書かれているのですが、彼の価値はそんな表面上のところにはない。
果たして「彼」は「何」だったのかというのは、最後まで明記されませんし、宗教的にも科学的にも解釈が出来ます。この、あいまいさが、実にいい効果を出している、と私は感じました。


(73点)



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